今回は初心者特急シリーズのパート6について記事を書いていきます。
この記事を見ている人は英語初心者でこれからTOEICの対策をしようと思っている人だと思います。
英語初心者の時は、どんな教材を選べば効率よく自分の成長に繋がるか分からないことが多いでしょう。
私も以前は教材選びに苦労しました。
ですがこの「初心者特急シリーズ」はかなり優秀で英語初心者にぴったりな教材なので紹介していきます。
今回紹介するのはパート6です。
実はパート6はある意味少し中途半端なパートで、このパートだけを対策するよりもパート5やパート7で学習した方がいいと思います。
ですが英語初心者が「パート6の問題を知る」ため、同じ種類の教材を学習することで単語や文法の理解を深めるために使うのは意味があります!

ではまず最初にこの一冊を終えたらあなたの英語力がどのように変化するか説明します。

他の初心者シリーズと同様に本書を終えるとパート6の出題範囲内ではTOEIC400点が取れる様になります。

まずは私の自己紹介をさせて下さい!
英語力ゼロから3年間英語を学習してTOEIC755点を取った後に転職活動を行い、IT企業へ未経験でエンジニア転職をしました。
エンジニアの種類はブリッジSEで英語を使いながらITの仕事をしています。
私の英語学習の中でこの「初心者特急シリーズ」は本当に大きな価値がありました。
今ブリッジSEとして働けているのはこの初心者特急シリーズのおかげです!
この記事では英語初心者のあなたが、この初心者特急をやる「メリット」や「使い方」について記事を書いていきます。
TOEICパート6とは
まずはパート6がTOEICという試験の中でどの様な「立ち位置」なのか説明していきます。
TOEICの試験にはリスニング問題とリーディング問題があります。

そしてパート6はリーディング問題で「16問」が出題されます。

この16問の中には「単語」を当てはめる問題や文章を正しい文章を挿入する問題が含まれています。
この初心者特急では、中でも難易度が低い「初心者向け」の問題が収録されています。
パート6の問題はこの様な形になっています。

これは初心者特急パート5の説明でも使っている図ですが、パート6では文中の一語が抜けている状態で出題されます。
基本的に求められる知識はパート5と大きく変わりません。

パート6の特徴はこの様に選択肢の回答が文章になっている問題があることです。
この問題では「空所前後のつながり」や「主語の数」が回答を選ぶヒントになります。
私は何度も何度もTOEICの問題を解いているので、落ち着いて読めば正しい選択肢を選べる様になりました。
ですが初心者の人はまず長文を読むことがそもそも難しいと思います。
最終的には公式問題集の様な総合的な問題を取り組む様になるのが理想ですが、まずはグッとハードルを下げて初心者特急から始めていくことをおすすめします。
今回紹介する初心者特急シリーズは完全な英語初心者には向きません。
TOEICで400点を取る為に少なくとも中学生レベルの単語や英文法を理解しておく必要があります。
学習のステージとしてはここに位置します!

【独学成功】初心者特急パート6のメリット

まず先ほどにも書いた通りパート6の問題内でTOEIC400点が取れます。
簡単にTOEIC400点が取れると言われても、理由が知りたいと思いますよね?
ではなぜ取れるのかという深掘りをしていきましょう。
この初心者特急を視野に入れている人はこの様な人だと思います。

文法や単語を一通り学習した程度、他に取り組んだ物は初心者特急シリーズの他のパートくらいなのではないでしょうか?
そんな人がいきなり普通の問題集の長文ははっきり言ってハードルが高いです。
私も当時いきなり普通の問題集を学習しようとして大変だったのを覚えています。

最初に難しいと感じたのは「出てくる単語」です。
これまで学習してきた単語とは全く異なる文字で文章が構成されていました。
問題を解くことは出来ませんでしたし、こんなに難しい物が解ける様になるのは一生無理なんじゃないかと思ったほどです。
ただでさえこんな状況なのに文章が長いことも苦痛でした。
なんとか1問終わらせて復習していこうと気合いを入れてもその一問を終わらせるだけで一苦労でした。

この初心者特急ではこの様に初心者がTOEICの問題を解いて成長出来る様に作られているので、パート6を始めて解く人にも超えられる絶妙なレベルに作られています!
先ほど少し説明しましたがパート6は文章挿入問題があります。
この文章挿入問題は少しクセがあります。

空所に「接続詞」が入る場合は後の文章と正しく繋がる単語を選ばなくてはいけません。
この様に「But」と「Therefore」は全く違う意味なので秒で理解出来る様になる必要があります。

前の文章で男性の話をしていれば空所にHeが入る可能性が高いですよね?
時制も大事で過去の話なのか未来の話なのか分かれば空所を埋めるヒントになります。
この様にパート6の問題に慣れることで簡単にスコアUPが見込めます。

パート6ではこの様な物を題材にした問題がよく出題されます。
同じ英文といっても媒体によって文章の作りが違います。
ですが新聞は新聞の書き方があるように、メールや広告にはそれぞれ決まり文句の様にパターンがあります。
この初心者特急では「初心者向けの問題」が収録されていますが、本番の試験でも形は同じことはよくあるので十分参考になります。
基本的に単語は接触回数が多ければ多いほど覚えやすくなります。

記憶力は全く関係ありません。
英語学習者は何度も何度も初めて見る単語に出会います。
単語帳でまとめて記憶する方法もありますが、それ以外にも初めて知った単語をいつの間にか覚えてしまうことがあります。


同じ様な経験はあなたもこれから英語を続けていけば必ず経験します。

初心者特急で使われている語彙はこの様に400点レベルの単語に限定されています。
その為シリーズを1から7まで学習すると同じレベルの語彙を何度も復習出来るので単語の習熟度がかなり上がります。
なぜ成長出来るのか?

少し矛盾する様ですが、途中私の過去の経験でいきなり難しくて長い長文問題が苦痛だったと話をしました。
この初心者特急は英語初心者が「初めてTOEIC対策をする」ために作られています。
英語初心者はまだ長文を読むことに慣れていません。
いずれは普通の長文問題に慣れる必要はありますが、最初はこの初心者特急シリーズから始めることで「ちょうどいい負荷」で学習が出来ます。
これはパート6だけでなく1から7全ての初心者特急に言えることですが、解説がかなり丁寧です。
途中にしたパート6ならではの対策ももっと本書で知ることが出来ます。
問題は簡単になっていますが、解説で本番さながらの対処法を知ることが出来るので解説を読むことは重要です。
ただ問題を解くだけでは英語は成長しないので注意して下さい。
長文問題になると初めてみる単語もかなり多くなります。
その度にググったり、単語帳を開いて調べてたりしては時間も手間のかかってしまいます。
この点もかなり気が利いていて英語初心者が知らないであろう単語はあらかじめ補足として「単語の意味」と「品詞」が書かれています。
学習がこの一冊で完結できる様に作られているのも好感が持てますね。
独学成功の為の理想の学習方法


せっかく買った参考書を一度の学習で棚にしまうのはかなり勿体無いです。
何度も読み返せば初めて知った単語も接触回数が増えるので、いつの間にか当たり前に覚えています。
そして何度も読み返せば最初はゆっくりしか読むことが出来なかった長文もすぐに見慣れて一瞬で読める様になります。
この様に読む返すことはメリットが大きいので最低でも3周はしたいところです。
補足の単語があらかじめ載っていると説明しましたが、その中にも載っていない単語に出会った時は必ず調べて下さい。
私も最初は知らない単語が多く、いつの間にか「知らない単語を調べてばかり」になってしまうこともありました。

そんな時はこの言葉を思い出して下さい。
英語力は単語力です。
単語を一つ新しく覚えたら英語力が確実に一つ成長しています。
さっきは単語を調べて下さいと説明して、「1つ1つ丁寧に」という印象を持ったかと思います。
ですが一方でスルースキルも大事です。
一生懸命に考えても理解できない文法やうまく読めない文章問題はいくらでもあります。
私はTOEIC800点を持っていますがいまだにこの様な経験は当たり前にあります。
そんな時はパッと切り替えて休憩したり、他の問題に取り組んだりしましょう。
今日は理解できなくても明日理解できないとは限らない!
これくらいの緩さも「長く何度も同じ教材を使って学習する」上では必要な考え方です!
まとめ
今回は初心者特急パート6がどんな学習教材なのか記事に書いてきました。
パート6は少しトリッキーな問題が出るので注意が必要です。
英語初心者が初めて長文問題に取り組むのに「最適な教材」だという話もしました。
このパート6はパート5と7の繋ぎのような役割でもあるので、初心者特急で復習するとTOEIC400点に慣れる語彙ばかりに触れることが出来ます。
そして英語初心者が普通の難易度の問題に取り組める下地を作る架け橋になるのがこの初心者特急です。
今回はパート6の紹介をしました。
英語初心者の人はこのシリーズを買ってTOEIC400点を取り「英語学習必要な知識と経験」を得てもっと高いスコアが取れる様になって下さい。