人生で2度も未経験からエンジニア転職を成功させた私が感じた転職希望者が知らなければならないこと

今回は転職希望者へ向けて私がなぜ希望の職種へ転職出来たのか説明することでこれから希望の職種へジョブチェンジする手助けが出来る様な内容になっています。

とはいえ私の事を知らなければ記事を読んでも信憑性がないと思われてしまうと思うので簡単に自己紹介をします。

私は現在ブリッジSE候補として海外で働くために日本で経験を積んでいます。さらに12月からはリモートワークで時間に余裕があり自由な働き方が出来ています。TOEICのスコアは2022年の時点で755点でした。今の仕事に転職したのは2022年の8月でそれまではドコモショップのスタッフとして働いていました。そしてもっと前は工業高校を卒業後ずっと工場でクレーン運転士として働いていました。

元々はクレーン運転士として2019年までずっと1つの会社で働いていました。しかしこれからの人生を考えた時に何もやりたいことが出来ず会社のために死ぬまで自分の命を犠牲にして働くことに絶望をしました。そんな選択しか出来なかった自分を変えるため、一度落ち着いて自分を見直すためにたった3ヶ月ですがフィリピンに留学に行きました。そして2020年4月に希望のエンジニアへ転職出来たのです。ですがたった一ヶ月後派遣先の会社に契約打ち切りを言い渡されました。コロナ離職というやつですね。そしてそれからは知り合いのつてを頼りドコモショップで働くことを余儀なくされました。正直ドコモショップの仕事は楽しいとは思えませんでした。理不尽なクレーム、異常なノルマ、殺伐とした人間関係どれをとっても長く働くと心を殺してしまうと思いました。

この様な経験をしても結局は今の様に2022年の8月にエンジニアへ転職することが出来ました。2020年の時も今も未経験、私は今年35歳になりました。こんな私が希望の職種へ転職出来たのには明確な理由があります。では長くなりましたが早速説明していきます。

人生で2度も未経験からエンジニア転職を成功させた私が感じた転職希望者が知らなければならないこと

  • 転職市場理解
  • ブランディング
  • お見合いパーティー気分で転職活動をする

大きくこの3つを理解することが必須条件だと思います。

わたしはこの3つを理解すると共に転職エージェントを使って転職を成功させました。今はこの様な方法で転職することが一般的だと思います。さらに転職エージェントは企業と求職者のマッチングをすることで企業から成功報酬をもらってお金を稼いでいます。そのためいい点としては求職者をなんとか転職させようと協力してくれます。一方でデメリットもあり転職さえさせてしまえばいいので求職者の希望の業界ではなく企業へ内定がもらいやすい方向へ誘導しようとする場合もあります。

私の場合は工業系の資格が多く持っていたこと、ITの資格がITパスポートしかなかったことを考えるとITの業界への転職よりも工業系への転職の方が確実ですよね?わたしもそう思います。この様な場合エージェントからの紹介はITの業界の物も当然ありましたがすこし給料が多い工業系の求人も送られて来ることが多かったです。エージェントは転職が成功すればそれで言い訳ですから。

この様に転職サービスを使うにしてもその業界のことを知っているのかどうかで自身の行動や考え方が変わって来ると思います。そのため上記3つの内容を理解しておくことはとても大事なことなのです。

転職市場理解

おそらくこの記事を見ている人は未経験者でIT業界へ転職したい人が多いと思います。みなさんは未経験者歓迎!充実した教育資料あり!この様なものを求人票で見た時どの様に思いましたか?

私はここなら未経験者でも採用してくれるかも、入社した後に成長させてくれるのでは?と思っていました。

ですが実際はその求人サイトへ企業が情報を公開する時に他の企業のマネをしてただ書いているケースがほとんどです。さらに未経験者歓迎と書いていても100%企業は経験者を採用したいと思っています。なので求人票へ嘘は書いてありませんが特に意味があるものかというとそうでもありません。

さらに2020年から2022年に転職活動をしていた私にとって大きな痛手となったのがコロナです。私自身コロナ離職を経験したので世界的に見てもこのタイミングで新たに人を雇うことが出来る企業はかなり少なかったでしょう。それと同時に職を失ったひとは急増していました。実際に企業の担当者から聞いたのはコロナで収入が減り優秀なエンジニアにどうしても辞めてもらわなければいけないという話もありました。経験者でもこの状態です。他にも海外で生活していた日本人が一気に日本に帰って来ているという話も聞きました。そのため私のTOEIC755点は完全に埋もれてしまったのです。なぜならTOEIC900点以上かつ海外で仕事をしていた人が同じ土俵にたっていたのです。そんな中に私がいても誰が見てもよく見えるわけがないですよね?

この様にとにかく転職するには最悪の状態だったと思います。ですが私はこのことを理解していたので転職が難しいこと、長期化する可能性を理解できていたと思います。でも実際の転職活動期間中はどれだけ求人へ応募しても面接すらしてもらえないことが続き精神的にはかなり辛かったですね。

この経験を踏まえて私が思うのは転職は自分が主役で自分のことに目が向きがちだが、周りの状況やライバルの存在を知ることが大事だと思いました。

ブランディング

このように時勢を読むこと、ライバルがいると理解した後に必要なのがどう戦うかですよね?

私が得意だったのはここです。何しろ工場で働いていた時にわたしが主導で動いたプロジェクトで300%増の成果と出したこともありましたしドコモショップでは新人賞も頂いていました。この様にどんなところで何をしていても成果を上げるためには何をすればいいかと考えるのが好きなのです。そして英語も最初から出来たのではなく全く理解できない状態から今のスコアまで持っていきました。結局のところ何を言いたいのかというと人は誰しも素晴らしい経験を持っていると言うことです。ですがセルフブランディングが苦手だと自分をよく見せることが出来ず過小評価されてしまいます。それどころかセルフブランディングが出来ると自分を大きく見せることが出来ます。わたしはこの大きく見せるというのがとても大事だと思っています。

転職にこの考えを落とし込むと企業は採用する時に確証の無いこの人はきっと役に立ってくれるはずといった希望的観測で人を採用します。この希望が実は大事でその希望をどこに感じるかというと態度や話した雰囲気、過去の経歴ですよね?究極でいうと雇いたいと思わせることが目標です。もしかすると共通の趣味があるだけでも採用されるかもしれないのです。

この様に相手に合わせて自分をよく見せるということが出来ればブランディングは成功だと言えます。

お見合いパーティー気分で転職活動をする

とはいえ何でもかんでも相手に合わせていけばいいのかというとそうではありません。私の場合いくら表面上あなたの企業に貢献したい!と言っても自分にとってプラスになる経験にならなければ働く意味はないと思っていました。さらにその転職した企業が自分の考えと合わなかったり成果を上げても正しく評価されなければ次の会社へ再度転職することも考えていました。だからこそ自分の譲れないところはしっかりと持って転職活動をすることが大事です。

これは私の実体験ですある求人にTOEIC600点以上歓迎!簡単な英文書作成と書かれたものがありました。さらに地方であるためTOEIC600点以上というスキルを持った人は見つかりにくいだろうと思いました。
私は755点ある自分なら簡単に採用されるだろうと思いました。実際すぐに面接をしたいと面接の日が決まりました。1次面接はお互いにスムーズに会話が進んでいたと思います。そして安心して2次面接に進んだわけですがいざ面接が始まると社長からすると思っていたスコアよりも私のスコアが高く、入社後業務をこなしても結局退屈になって退職されるのでは?と疑いの目を持たれました。私の面接の態度も影響していたかもしれませんが、お互いに上手くマッチングが出来ないとこの様にうまくいきません。

この時は私はすでに80社以上に応募しており初めて2次面接へ進めた企業でったので転職活動をはじめた当初の希望とはまったく違うみちであるにも関わらずこの会社で暮らすのも悪くないかなと相当心が揺れていました。なので自分の思いが伝わらなかったのは悔しかったです。

この様に面接をしてみると自分の思っていた業務と違うこともあれば、相手の企業から見られた時に理想の人物像ではないと思われることもあります。

私が思ったのはいくら求人に応募しようが面接しようが本当にお互いを理解出来るのは働きだしてからだということです。上辺の会話なんて意味はありません。さらにいちいち傷つく必要もありません。私は自分が絶対に成果をあげる人間だと自覚しています。未経験者でも挨拶やおもいやりから雰囲気を良くすることは出来ます。一生懸命努力することで周りの人間へはっぱをかけることも出来ます。だからこそ強く自分の理想を持ちその中で自分が会社を選ぶんだと考えなければいけません。これがまさにお見合いパーティーみたいな物だと想うのです。

心のケアをしっかりしましょう

ここまで私の経験からどの様にすれば転職活動がうまくいくのかについて書いてきました。とはいえ現実は厳しいもので私は運良く今の企業が私を見つけてくれました。その企業がたまたまIT企業で英語が必要なんですが人を集めることに苦労しており様々なタイミングが重なって私を採用してくれたのです。

もしこの企業から面接希望をされていなかったらと思うとゾッとします。2019年に自分の将来に絶望し2022年にはその間努力してきたことを全く活かせずIT業界でもなく英語も使わずそのまま何一つ自分の思い通りにならない日常を繰り返すのかとまるで私の努力を世界が全否定しているかの様に自分に絶望をしていたと思います。

何しろ応募総数80社以上、面接に進んだ企業4社、内定1社でした。今思うと英語の勉強をせずにTOEICで700点を取れるほどにつぎ込んだ時間をITの資格やポートフォリオ作成に全振りしておけばIT業界への転職はもっと簡単だったかも知れません。

これは私の頑固なところと視野が狭いことほんの小さな希望がまるでとてつもなく大きな希望の様に錯覚していたためにIT×英語の業種にこだわっていました。

転職活動中私はIT×英語が募集要項にかかれているものはほとんど見ていません。だからこそ私はすべてが中途半端な求職者であることを客観視していました。そのため転職活動が半年以上になるかもとか、すべてのITの企業に応募することになるかもなど考えていました。こんな事を考えながら毎日不採用通知が送られて来るのです。あまり深く考えないように、そして最後に希望の結果を得られたらそれでいいと思っていましたがやはり今書いていても神経をすり減らしますね。私の挑戦はよほど無謀だったと思います。

この記事を読んでいる人はどうでしょうか?人それぞれ考え方や過去の経歴は違い、これから目指す将来も人の数ほどあるでしょう。そんな中手段として転職を使って自分の未来をよくしたいと思っている人にとって私の経験やこの記事が参考になればと思います。

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